五名小学校跡地について

「五名コミュニティセンター(小学校跡地)」は2019年・夏に、産直コーナー・食事スペース・ギャラリーコーナーなどを兼ね備えた「新施設(建物)」と、アスファルト駐車場や野外学習広場(緑地帯)、薪ステーションなどを併設する複合的な施設へとリニューアルいたしました。

伝統ある五名小・中学校の跡地が、多くの皆様に親しまれる魅力あふれる施設となるよう取り組んで参りますので、皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

​五名素材へのこだわり ​地元の木材で建築

​五名素材を随所に取り入れ、

​この地で培われた伝統・文化を

フィードバックさせる建築を目指しました

理念
 

自然、人、コミュニティの力

ヒノキ材の伐採、​天然乾燥、手刻みによる伝統工法まで

建物は、建築家と住民の手で共同施工されました

コンセプト、理念  

~ 自然 ・ 人 ・ コミュニティの力 ~

○五名の里山を生かし、自然と人とが共生する環境を確保しながら地域の活性化につなげます。

○都会では実現できないような、五名ならではの良さを発信します。

○地域のどなたでもが自由に楽しく集まる環境の中で、自分の居場所や役割を見いだし、地域の課題 に対しても地域のみんなで取り組めるような施設をめざします。

具体的な取り組み

○五名の特産物をいかした産直コーナー

○季節の食材をいかした食事スペース

○自然環境をいかした体験教室

○地域住民の得技をいかした作品のギャラリーコーナー

〇子供と大人が共に自然に親しみ、学ぶ力を養う野外学習広場

〇薪ステーション(里山整備事業) 他

平成 最後の秋。

五名地区のとある工房では、天然乾燥された五名産のヒノキに熟練大工さんによる「ほぞ切り加工」が施されていました。小気味よく刻まれるノミの拍子、ノコを挽く微細な音が森に響き渡っていました。

一粒の樹の種が木造建築として完成するまでには、長い長い年月とそれに関わる人たちの人生が積み重ねられていると聞きますが、伝統ある「五名小・中学校跡地」に建てられようとする木造建築も例外ではなく。

山の循環は、植林・下草刈り・枝打ち・間伐と、半世紀以上をかけて育まれた樹はやがて伐倒され山を旅立ちます。

丸太は背割りされ天然乾燥へ。手刻みされた材が棟上げに至るまでには、真剣に森と向き合い木と会話する人たちの姿が見てとれました。時代とともに選択肢が増えるほど、それ以上に迷いも多いものですが、かつてはこの里山に、子供たちでにぎわった学び舎も、もはや役回りを果たしたようです。その姿を変える時に五名が選んだのは、この地で培われた伝統・文化 を建物にフィードバックさせる「地産・地建」でした。

先代の植えたヒノキを日本の伝統工法で建築し後世に残すことを、平成最後の年に、半世紀以上の時を超えた地区の集大成が、もう間もなく姿を現そうとしていました。

五名小学校卒業生の談話